仕事はエネルギーの出入の際の一つの形態

先日力学範囲の試験で仕事を計算する問題を出したのですが,計算する段階では負の値を得ているのに,わざわざ負号を取り去って答えとする解答を多く見かけました.

仕事はエネルギーの出入の際の一つの形態であって,例えば外部が物体に仕事をした結果運動エネルギーが増えれば,外部は物体に正の仕事をしたことになります.運動エネルギーが減れば,外部は物体に負の仕事をしたことになります.

仕事については力学の範囲だけでなく,熱力学の範囲でも出てきます.その場合は仕事による内部エネルギーの増減を考えることになります.こういったことを分かっていただけると良いのですが.


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